広川町文化財
キリシマツツジの広川町文化財指定が解除されました
キリシマツツジ

広川町文化財保護条例(昭和59年3月10日条例第7号)第5条の規定に基づき平成21年3月3日付けで「広川町指定文化財第6号キリシマツツジ(天然記念物)1株」が指定解除となりました。
一條 六地蔵自然石板碑(いちじょう ろくじぞうしぜんせきいたび)

「広川町指定文化財第4号 有形文化財(書跡)」
天正15(1587)年に、豊臣秀吉が島津征討に赴いた際の往復路(太閤道)の辻に1基立っています。自然石(緑泥片岩)の1枚石に六地蔵が陽刻された六地蔵塔婆です。
年代は室町時代後期の作と推定されます。
弘化谷古墳(全景)(こうかだにこふん(ぜんけい))

石人山古墳とは谷をはさんで同じ八女丘陵の上に築かれている直径約39メートル、高さ約7メートルの大形円墳です。
調査の結果、古墳のまわりには外提と呼ばれる土手がめぐり、空濠があったと考えられます。現在外提を含めて直径55メートルにもなる当時の姿を復元しています。
弘化谷古墳(壁画)(こうかだにこふん(へきが))

昭和45年にぶどう園を造る工事中に発見されました。石室正面奥に造られた石屋形の内壁には、壁画が描かれていました。
石屋形奥壁には、薄く赤を地塗りした上に濃い赤や石材の緑色で三角文・円文・双脚輪状文が描かれ、靫(矢筒のこと)は輪郭が線刻されています。
壁画には、死者の永遠の眠りをさまたげないように、魔よけ的な意味が込められていたのかもしれません。
清楽茶屋素盞鳴神社獅子舞(せいらくちゃやすさのおじんじゃししまい)

「広川町指定文化財第2号 民俗文化財(無形)」
神社記録帳によれば、無病息災・悪病退除の行事として夏越しの祭りの翌日に、若者が獅子舞をして回巡したという記録があります。古い獅子頭には慶応三年云々の墨書が見られます。現在も獅子舞保存会により祭礼時には獅子舞の奉納が行われています。
石人山古墳(武装石人)(せきじんさんこふん(ぶそうせきじん))

全長107メートルの前方後円墳の墳丘上に石棺を守るガードマンである武装石人(阿蘇溶結凝灰岩製)が立っています。場所は、前方部と後円部のくびれのところです。
石人の身長は約2メートル。「よろい」と「かぶと」を身につけています。現在顔はのっぺらぼうになり、上半身の模様は不鮮明になっていますが、江戸期の模写図には目・鼻・口が描かれ往時をしのぶことが出来ます。
このような姿になった理由は、目を患ったり、肩・腰の痛い人が石人の同じ部分をたたいたり、削って持って帰ると症状が緩和するという迷信があったからです。
石人山古墳(家形石棺)(せきじんさんこふん(いえがたせっかん))

石人山古墳の後円部中央には家形をした石棺があります。八女市の伝統工芸にもなっている「八女石灯籠」の材料と同じ阿蘇溶結凝灰岩製で、加工しやすい石材を利用して造られています。
この石棺は、4枚からなる板石を立てて、この上に屋根になる蓋石をのせています。屋根の外面には、直弧文や重圏文と呼ばれる文様が浮き彫り風に彫刻されています。こうした文様には、石棺のなかに葬られた地域の有力者に悪い霊がとりつかないようにとの魔よけの意味があったと思われます。
現在家形石棺とその周りにある石室は、上部の墳丘や石材が失われ露出していますが、保護施設により見学は可能です。
善蔵塚古墳(ぜんぞうづかこふん)

この前方後円墳は墳長約95メートルを測り、八女古墳群中の主要な古墳のひとつです。前方部を西に向け、後円部二段、後円部二段に築成されています。
時期は表採された円筒埴輪などから、六世紀前半から中頃の年代が考えられています。
増永 祇園神社 丁切(ますなが ぎおんじんじゃ ちょうぎり)

「広川町指定文化財第1号 民俗文化財(無形)」
増永区の祇園祭のときに立てられる楼門状の建築物のことです。1本の釘も使わずに組み立てられ、飾り提灯が下げられます。
丁切は町切とも書かれ、かつては町内各所に見られましたが、現在は増永区にのみ残ります。
日吉 早玉神社 農耕習俗絵馬(ひよし はやたまじんじゃ のうこうしゅうぞくえま)

「広川町指定文化財第5号 民俗文化財(有形)」
安政2(1855)年作。作者は美谷興信(みたにおきのぶ)。旧八女郡に確認されている農耕習俗絵馬5点の内のひとつです。1年間の農作業の場面が力強いタッチで描かれています。主に五穀豊穣を願って奉納されたものでしょう。
馬場古墳群(3・4号墳)(ばばこふんぐん(さん・よんごうふん))

古墳時代後期の円墳です。上広川地区は古墳が破壊されずに良い状態で残っている貴重な地域です。
3号墳は径10メートル、4号墳は径12メートル。ともに横穴式石室が完全に残っています。

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