特定外来生物「セアカゴケグモ」にご注意

 福岡市内の女性が平成24年9月3日、特定外来生物に指定されている毒グモ「セアカゴケグモ」に咬まれる事件が起こりました。
 福岡県では、平成19年に福岡市内で初めて発見され、その後も同市内で継続的に発見され、そのほか一部の地域でも発見されています。福岡県南部でも久留米市で確認されています。
 セアカゴケグモは、基本的に攻撃的ではありませんが、素手で捕まえたり、巣に触れたりすると咬まれることがありますので、注意してください。

セアカゴケグモの見分け方

 メスの体長は約0.7センチメートルから1センチメートルで、全体が黒色で、腹部の背面と腹面に赤色の模様があります。
 (全角スペース)オスの体長は0.4センチメートルから0.5センチメートルで、腹部の背面は灰白色をしています。(リンク参照)

セアカゴケグモに咬まれないための注意

  1. 絶対に素手で触らないでください。
  2. 衣服の上から咬まれる可能性は低いので、野外で作業する場合は、長袖、長ズボン、手袋などを着用してください。
  3. 洗濯物の取り入れなどでサンダルなどを履くときに咬まれる事故が発生しています。野外に置きっぱなしのサンダルなどを履く場合は注意をしてください。

セアカゴケグモに咬まれたときの症状

 ほとんどの場合、咬まれた瞬間に針で刺されたような痛みを感じます。その後、30分から40分して、鈍い痛み、熱感、赤み、腫れ、発疹、発汗(傷口周辺)が現れることがあります。
 重症化することはまれですが、30分から2時間で、激しい筋肉痛(胸痛、腹痛)、けいれん、吐き気、血圧上昇、呼吸困難などが現れることがあり、特に小児や高齢者が咬まれた場合は注意が必要です。このような症状が現れた場合は、できるだけ早く救急病院で受診してください。
 回復には個人差があり、数時間から数日、場合によっては数週間から数か月かかることもあります。

セアカゴケグモに咬まれたときの処置

 咬まれた時は、温水や石けん水で傷口をやさしく洗い流してください。
 また、傷口を氷で冷やすと痛みが和らぎます。そして、病院で受診してください。受診の際は、より適切な治療のため、殺虫剤などで殺したクモをできるだけ持参してください。

駆除について

 駆除については、発見された土地または建物の管理者で行っていただくことを基本としております。
 クモ自体は、市販の家庭用殺虫剤で駆除できますが、卵のう内の個体を殺すことは難しいので踏みつぶしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課 生活環境係

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