特別支援教育
特別支援教育とは
特別支援教育とは、子どもが自立し、社会参加するために必要な力を培うため、一人一人の教育的ニーズを把握し、その可能性を最大限に伸ばし、生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。
広川町における特別支援教育
小学校・中学校で特別支援教育を実施しています
- 各学校で、校内委員会を設置して支援の方法を検討するなど、学校全体で障害のある子どもを支援します。
また、「特別支援教育コーディネーター」と呼ばれる教員が、関係機関との連絡調整を行ったり、保護者からの相談に乗ったりしています。 - 特別支援教育を受ける子どもをサポートするため、「特別支援介助員」を活用しています。
特別支援学級を設置しています
- 障害の種別ごと(知的障害、自閉症・情緒障害など)に特別支援学級を設置し、1学級最大8人を上限とした少人数で、児童・生徒一人一人の個に応じた教育を行います。
- 通常学級との交流及び共同学習も行っており、相互のふれ合いを通じて豊かな人間性を育みます。
巡回相談を実施しています
- 特別支援教育に詳しい専門家が、町内の幼稚園・保育園・小中学校へ出向き、保護者や教職員に対し、適切な支援に関する指導及び助言などを行っています。
広川町近郊では
県立の特別支援学校が設置されています
障害の種別に応じて専門性の高い教育を行う学校です。幼稚園から高等学校に相当する年齢段階の教育を、幼稚部・小学部・中学部・高等部で行います(設置学部は学校によって異なります)。また、教育に関する相談にも応じています。
通級指導教室が設置されています
発達障害に応じた支援を行う教室です。近隣では八女市や筑後市の学校に設置されており、広川町の学校に在籍しながら通級して支援、指導を受けることができます。ここで言う発達障害とは、自閉症・情緒障害や注意欠陥性多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など、脳機能に何らかの障害があり、そのことによって行動や認知発達の遅れ、偏りといった症状が低年齢のうちから現れてくるものを指します。
- 自閉症・情緒障害
自閉症は、「他人との社会的関係の形成の困難さ」「言葉の発達の遅れ」「興味関心が狭く特定のものにこだわる」ことを特徴とする発達の障害です。
情緒障害とは状況に合わない感情・気分が持続し、不適切な行動が引き起こさ れ、それらを自分の意思ではコントロールできないことが持続し、学校生活や社会生活に適応できなくなる状態のことを言います。 - 注意欠陥性多動性障害(ADHD)
注意力や衝動性、多動性などが年齢や発達に不釣り合いで、社会的な活動や学業に支障をきたすことがある状態のことを言います。 - 学習障害(LD)
知的な遅れはないが、聞く・話す・読む・書く・計算するなどの能力のうち、特定の分野に極端に苦手な側面が見受けられることを言います。
特別支援教育に関するご相談
年間を通じ、随時ご相談を受け付けています。学校に在籍する児童生徒の保護者については、在籍校の担任若しくは特別支援コーディネーターへご相談ください。小学校始期に達する前の子どもに関するご相談で、就学に関することについては「広川町教育委員会子ども課学校教育係」へ、家庭での療育や子どもの発育・発達など子育てに関することについては「広川町教育委員会子ども課子育て支援係」へご相談ください。早期対応が非常に有効です。子どもに関して気になることがあれば些細なことでも構いませんので、まずはご相談ください。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会事務局 子ども課 学校教育係
〒834-0115
福岡県八女郡広川町大字新代1804-1
電話:0943-32-1194/ファクス:0943-32-4287
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