飲酒運転追放宣言に関する決議

われわれ町民は、人命尊重の精神に徹し、正しい交通秩序の確立と悲惨な交通事故を追放する社会環境の実現に最大の努力を払っているところである。

しかしながら、飲酒運転による死亡事故があとをたたない現実を直視するとき、深い悲しみと強い憤りを覚えるものである。

飲酒運転の絶滅は、運転者だけでなく、家庭や地域を中心として、町民一人ひとりが「飲む人も飲ませる人も許さない」という社会的風潮の確立に、さらに一層の努力を重ねなければならない。

これら飲酒運転などによる交通事故の増加傾向がこのまま推移すれば、社会不安を増大し、かつ、町民の福祉を著しく低下させ、ひいては、町勢発展の大きな支障となることを憂慮する。

このような状況にかんがみ、町民が痛ましい交通事故の加害者や被害者にならない願いをこめて、町民とともに、飲酒運転を追放し、交通事故のない明るい郷土づくりにまい進することを宣言するものである。

昭和52年3月26日

広川町議会